ヨガの消費カロリーは？1時間あたりの計算結果やおすすめのポーズも紹介

【種類別】ヨガのカロリー消費量一覧

ヨガの種類別に消費カロリーを表にまとめると以下のようになります。

※消費カロリーは年齢や体重、筋肉の量などによって個人差がありますので、あくまで目安として参考にしましょう。

最も消費カロリーが高いのはホットヨガ。1時間あたりのレッスンで約330kcalを消費すると言われています。

ホットヨガとは室温40度、湿度60％前後の環境下で行うヨガであり、国内ではメジャーなヨガの1つです。

1時間のレッスンで2L近くの汗をかくと言われていて、ダイエット目的でホットヨガを始める女性も多くいます。

2番目のアシュタンガヨガより100kcal以上も消費量が多く、ヨガで沢山のカロリーを消費したい方はまずホットヨガから始めるのが最良の選択といえるでしょう。

ヨガに消費カロリーを期待すべきではない！

ヨガの消費カロリーを見て思ったよりも少ないと感じた方も多いのではないでしょうか。

ハッキリと申し上げますと、ヨガの消費カロリーは決して高くありません。そのことは他のスポーツと比較と比較しても明らかです。

たとえば、水泳（クロール）は1時間あたり1000kcal以上消費すると言われていて、ヨガの中で最も消費カロリーの高いホットヨガよりも3倍以上高い計算になります。

実際、ホットヨガの消費カロリー量（約330kacl）というのは1時間の水中ウォーキングやジョギングとさほど変わらず、身近な例でいうとおにぎり1個分の消費量です。

見方にもよりますが、1時間でおにぎり1個分のカロリーしか消費できないのは効率的とはいえませんね。

つまり、ヨガに消費カロリーを期待しない方がいい、ということです。

一方で、「ヨガは痩せる」「ヨガでダイエット」といった内容も目にすることもあると思いますが、それらは全部ウソということになるのでしょうか？

実はヨガに期待すべきは消費カロリーではなく、自己コントロール力の強化によるダイエット効果なのです。

ヨガが痩せると言われる本当の理由

ヨガは消費カロリーの観点から見るとヨガは非効率的な運動と言わざるおえません。

しかし、そもそもヨガには期待すべきは消費カロリーではなく、ヨガで痩せるのもカロリー消費によるものではありません。

ヨガ最大のメリットは「自分の体の理解が深まること」であり、実はそれがヨガダイエットのカギを握っています。

たとえば、自分の体の状態がわかると”意識的”に食事を改善するようになったり、運動を行うようになったりして、結果的に体重が減ったり、体が引き締まったり、ダイエット効果が現れるわけです。

つまり、ヨガを行うことで自己コントロール力が高まることでダイエットが成功しやすくなる、ということです。

実はこの自己コントロール力は最近の心理学研究では注目されている能力とされていて、ダイエットだけでなく、人生の成功や収入にも大きく左右するとまで言われているほど。

実際、「マインドフル瞑想で痩せられる」といった研究報告もあるほどでして、それくらいダイエットと心理状態は深く関係しているのです。

見方を変えると、ヨガや瞑想はダイエットに必要なメンタリティを鍛えるエクササイズともいえるでしょう。

ダイエットに効くヨガポーズ

とはいいましても、せっかくヨガをやるならダイエットに効果的なポーズを行いたいですよね。

ダイエットに必要なメンタリティを鍛えつつ、しっかりとポーズも選べば高いダイエット効果が期待できますからね。

一般的にダイエットに効くヨガのポーズは以下のようなポーズが挙げられます。

• 立木のポーズ
• 三角のポーズ
• ねじりのポーズ
• プランクポーズ
• ハイランジ
• パールシュバコナーサナ

主に二の腕、足、お腹まわりに効くポーズでして、体を引き締めたい方にはおすすめです。

中には、長時間キープするとキツイポーズもありますので、無理のない範囲で行うようにしましょう。

まとめ

以上、ヨガの種類別の消費カロリーやダイエットに効くポーズをご紹介しました。

ヨガの消費カロリーは決して高くはなく、カロリー目的でヨガを始めるのは間違いだとわかりましたね。

しかし、それは痩せないということを意味するわけではなく、ヨガを続けることでダイエットに必要な精神力が鍛えられるため、それが結果的にダイエットの成功につながるのです。

また、ヨガで普段動かさないような体の様々な筋肉を動かすことにより体全体が引き締められるため、女性らしいしなやかな体や健康的な体作りのためにぜひ取り入れたいですね。

そして、あなたもしっかりとヨガを続ければ理想とする体に近づけることでしょう！